【不動産売買】住宅ローンの「融資手数料」と「保証料」の違いって?返金されるのは保証料!
一見関係ないと思いがちな融資手数料と保証料ですが、実は返金が絡んでくるので重要です。しっかりと違いを把握して、必要なときには返金を受け取りましょう。知らないと損をしてしまいますから、一度違いを整理しておくことがおすすめです。
不動産の売買でよく聞く手数料とは
不動産の売買で比較的よく目にするのが融資手数料です。住宅ローンを利用するときに、金融機関などに支払う手数料のことです。事務手数料といったイメージがわかりやすいでしょう。不動産の売買では住宅ローンを利用することは多いので、おのずと融資手数料を払っているケースが多くなります。
この手数料ですが、住宅ローンの金額にかかわらず一律の場合と、金額に対して割合が決まっている場合があります。融資手数料は返還の規定は一切ありません。不動産を購入したときの手間にかかる手数料ですから、売却には一切絡みません。
ですから売却しようが戻ってくることはないのです。支払ったら全額が金融機関に完全にわたる仕組みです。もし途中で一括繰り上げ返済をしようと、何があっても戻ってきません。返金とは無関係の支払い金額と考えておくと良いでしょう。多くのローンの場合でかかる費用ですが、ほとんど融資手数料が無料ということはありません。
ケースによっては返金される保証料
一方で住宅ローンでは保証料もかかることもおおいです。この保証料は住宅ローンの保証をする会社が、その担保として前もって請求する金額のことです。ローンを組むにあたって請求されますが、これも利率は利用する保証会社によって変わってきます。
ローンを利用するときの保証の意味がありますから、ローン期間が短く済めば、本来の予定だった期間のあまり分が戻ってくる可能性があります。例えば繰り上げ返済で早期に完済したときです。返金される保証料は、早期完済したときの時期で変わってきます。早いほど戻り金額も多くなります。
ですから、早めに支払いを終える可能性があるなら、返金される保証料があることは頭に入れておくと良いでしょう。最近では住宅ローンの負担軽減のために、保証料が免除になっているケースも出てきています。どちらがいいのかは状況によって異なりますから、よく情報を収集して判断するのが大切です。
ローンで不動産を購入するときは内訳も確認しよう
住宅ローンで支払う手数料は目的も特性も異なります。ですから、返金される可能性がある手数料もあることは頭に入れておくと良いでしょう。特に保証料は早期完済では戻ってきますから請求が必要です。